エコノミークラス症候群

用語解説・血栓

何らかの原因で血管中にできる血の塊のこと。

"血栓"というと悪いものというイメージがあるかもしれませんが、この働きは、血管壁が破れたりした場合、修復や止血するために必要なものです。

通常、健康であれば、血の塊をつくり、溶かすという作用がバランスよく働いていますが、高齢になるなどが原因で、溶かす作用が働かずに、血の塊が大きくなってしまうと、血の流れが悪くなったり、血管が詰まったりしてしまいます。

これが「血栓症」です。

また、この血の塊がはがれて、別の場所の血管をふさいでしまう場合もあります。

これが「血栓塞栓症」です。

エコノミークラス症候群は、この「血栓塞栓症」です。
[→深部静脈]