自然気胸ガイド
自然気胸の種類

分類の仕方は様々ありますが、3つに分けて説明します。
1、自然気胸
一般的に"気胸"というと、この"自然気胸"を指す場合が多いです。

なぜ"自然"なのか?というと、原因となる肺のう胞(ブラ)ができる原因がよくわかっていないからです。

それまで普通に生活していたのに、突然胸に痛みを感じて診察に行くと、気胸になっていたという場合が多く、特別なことがなくても発症します。

しかし、原因はわかっていないにしても、"自然気胸"になりやすい人には特徴があるようです。

[20代前後][長身][痩せ型][男性]

もちろん、これに当てはあまらない人もいますが、多くの場合、ひょろっとした若い男性です。

高齢者の場合、COPDや結核が治った後に、ブラが多数できる状態になってしまい、気胸を発症する場合も多いようです(続発性気胸)。
2、外傷性気胸
交通事故や怪我など、外部からの衝撃によって、肺が圧迫されたり、折れた肋骨で傷ついたりして、肺が破れてしまうものをいいます。

一般生活を送るうえでは、起こる可能性は低いです。
3、医原性気胸
病院での医療行為・検査などが原因で肺に穴が開いてしまう気胸です。

この気胸も、一般的には起こらないものです。
その他、月経随伴(ずいはん)性気胸、緊張性気胸、開放性気胸など、があります。